拙作「さいはひはここに〜祝婚三首〜」がパナムジカ出版より刊行されました。混声四部・同声二部版の同時リリースです。同社からの作品出版は初となります。テキストは歌人・詩人・合唱指揮者・ピアニストと、マルチに活躍する栗原寛さんの手による三首の短歌。
もともとは私の所属する「合唱団ひぐらし」の団員が結婚するにあたって、短歌・曲ともに書きおろしたもので、初演は結婚披露宴の席で行われました。(指揮は野本立人さん)作曲にあたっては「おめでたい場でさらっと歌えて」「多少パートバランスが悪くても歌えるように」「2部合唱くらいで」…とのリクエストがあり、最初に出来上がった譜面は無伴奏同声2部合唱(一部3部合唱)のごくごくシンプルな譜面でした。その後ブラッシュアップする過程でピアノパートを書き足し、またハーモニーの充実をはかるべく混声4部合唱版を作成し…と、その間にも私が関わったり出席したお祝いの席でたびたび演奏されてきました。混声四部と同声二部(譜面はSA/TB共用です)、それぞれの版を重ねて歌ったり、また伴奏譜にコードネームを付してあるので、ギターやオルガンなどの楽器でも伴奏できます。また、どちらの版もア・カペラで演奏が可能です。この度の出版でより多くの皆さんに「さいはひ」がやってくることを。
パナムジカ出版のFacebookページで、合唱指揮者の三好草平さんによる推薦文も読めます。あわせてご覧ください。
【新刊案内】結婚式で歌われる合唱曲の新たな定番となるような作品をお届けします。「さいはひはここに」は、ある結婚式のお祝いのために作曲されたもので、歌人・栗原寛が書き下ろした短歌をテキストとしています。作品は二人の前途を照らす光に満ちあ…
Posted by パナムジカ出版(PanaMusica) on 2015年9月4日