Nコン全国終了&「教育音楽」中高版にコメント掲載

どこかで振り返る時間を…と思いながらも1ヶ月以上経ってしまいましたが、中学校の部課題曲「Replay」を編曲した今年のNHK全国学校音楽コンクールも、全国コンクールが終わりすべての日程を完遂しました。課題曲のオファーをいただいてからここまで、本当に駆け抜けるような1年だったように思います。今年は新型コロナウイルス第6波の影響もあり、課題曲参考演奏放送や楽譜の発売が1ヶ月ほど遅れてのシーズン開始となりました。夏までに行われた各種講習会や演奏会、特に東京混声合唱団のコン・コン・コンサートではトークゲストとしての登壇やまさかの特等席!での演奏拝聴など、課題曲制作者としていろいろなところへ出没しました。書き手の意志と団体ごとのサウンドを磨きあげることは必ずしもクロスするわけではないので、そのバランスには悩みつつもなるべくみなさんの演奏に寄り添えるようなお話をしたつもりです。また、コンクールの日程としては(知る限り)ほぼ予定通り行われていましたが、学校単位ではやはりコロナの影響で出場がかなわなかった、全員が出場できなかった、などの話を聞きました。このような情勢のもと、コンクールに向けて音楽的にも、それ以外のことでも「最善を尽くす」ことへ力を注いだ記憶、がその後のみなさんの助けになるよう願っています。FMラジオ放送のハイライトでもコメントを流していただきましたが、この課題曲「Replay」を通り過ぎた中学生のみなさんが、これからもそれぞれの輝きをもって日々を過ごしていけますように。

さて、11月発売の雑誌「教育音楽」中学・高校版 12月号(音楽之友社)にて、特別記事「第89回NHK全国学校音楽コンクール 全国コンクール」が掲載されており、中学校の部の演奏について、全体の印象と各出場校についての短評コメントを執筆しました。高等学校の部は清水敬一先生が担当なさっています。ぜひご覧になってください。(今年は課題曲についてのインタビュー記事や付録楽譜などで、例年比でいちばん多く同誌に名前が掲載された年となったはず…)

今年はオリジナル・アレンジともに何点か出版していただいたので、滞っていた新刊のご案内などもぼちぼち行います。

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