【新刊】混声合唱とピアノのための「はじまりの木」

カワイ出版から、拙作「はじまりの木」が刊行されました。和合亮一さんの詩集「木にたずねよ」から4編の詩をテキストとする混声合唱とピアノのための作品です。

私も所属している合唱団Runeと、多摩地区を中心に活動するPorta Libera KTの2団体からの合同委嘱作品です。初演指揮者の土屋さんからは「30〜40代の歌い手のために」「人生の転機を迎えて、音楽から離れてしまった人にもエールになるような作品を」というリクエストを実現するには、和合さんの言葉が必然だったように思います。詩集に収められた詩の1つ1つは、福島市のある通りにある木をモチーフにしているそうです。それぞれの木を通して見えてくる人々の暮らしが、この作品を通り過ぎる人たちに寄り添ってくれることを願っています。

グレードは「中級」です。どの世代にも歌っていただける作品となっています。見かけた際はぜひお手にとってみてください。

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